2018年11月3日(土/祝日)~  4日(日)

主催:日本科学者会議原子力問題研究委員会

   日本科学者会議新潟支部原発問題全国シンポジウム(新潟)実行委員会  

会場:新潟大学教育学部 ( 五十嵐キャンパス地図会場案内 )

   11月3日(土) 大講義室、11月4日(日) 204講義室

        一般市民向けの内容です。多くの方の参加を歓迎します。

              一日だけの参加も可能です資料代1000円)

  世界初である震度(激震)の新潟県中越沖地震原発震災(2007年7月16日)から4年も経ない2011年に,3.11福島原発事故大惨事となりました。その歴史的な大惨事を招いた国家の責務として,国会事故調査委員会及び政府事故調査委員会が設置さ れ,原発事故調査・が行われ,2012年7月には 「事故調査報告書」がまとめられました。

 それを受けた国や政府 により 特別委員会などが設置され継続的で徹底的な事故 調査・検証や総括的な評価が行われるべきであったにもかかわらず,その責務が果たされることは全くありませんでした。

 国と東京電力による無責任体制に対して,新潟県は独自に 知事の リーダーシップで「原発事故の3検証」を継続的に実施してきました。泉田・米山両県知事は2代に渡 って「福島原発事故の検証なくして柏崎刈羽原発の再稼働の是非を議論できない」との姿勢を一貫してきまし た。今回の県知事選挙でも「原発事故の3検証なくして原発再稼働はあり得ない」との知事公約は,明確で鮮明な道筋として磨かれ輝きを増しました。

 日本科学者会議原子力問題研究委員会と同新潟支部原発シンポジウム実行委員会は,この「原発事故検証と再稼働問題」をメインテーマとして,次のように「第38回原発問題全国シンポジウム」を開催する次第です。

 

シンポジウム・プログラム

11月3日(土/祝日):13時~17時45分

原発事故の総括的・徹底的検証で原発再稼働を問う

  1.  開会のあいさつ
  2. 立石雅昭・元新潟大学:総括的原発事故検証で原発再稼働を問う
  3. 舘野淳・元中央大学:福島原発事故と適合審査の真相を検証する -溶融炉心 の実態と新基準適合審査から考える
  4. 後藤政志・元東芝:規制委員会適合審査批判-ABWR問題・フィルターベント・建屋ブローアウト等
  5. 安斎育郎・立命館大学:福島原発事故被災者への影響を検証する-福島プロジェクトの取り組みから
  6. 井原聡・元東北大学:第5次エネルギー基本計画を批判する-再生可能エネルギー社会実現の大障害
  7. 懇親会:18時~20時

11月4日(日)9時30分~16時30分

原発事故3検証・再生可能エネ社会と原発ゼロの実現

  1. 岩井孝・元原子力機構:廃炉・使用済燃料・核燃料サイクルの問題
  2. 小林昭三・元新潟大学:新潟原発の50年を検証する
  3. 関根征士・元新潟大学:アメリカの核戦略に組み込まれている日本の原発
  4. 赤井純治・元新潟大学:原発事故環境汚染と核廃棄物処分場問題の鉱物学・地球科学からの検証
  5. 柴崎直明・福島大学:福島第一原発と柏崎刈羽原発の汚染水問題―その地質学的背景と課題―
  6. 佐藤高晴・元広島大学:再生可能なエネルギーへの大転換と原発ゼロをめざして
  7. 現地からの報告
  8. 総合討論とまとめ:各報告者 ,パネラー,参加者,他による
  9. 閉会のあいさつ


 お問い合わせ:実行委員会事務局  gensympojimu18@gmail.com

会場案内:新潟大学教育学部  大講義室  204講義室